○概要
触媒サンプルに排気ガスを模擬したガスを流し、
その浄化性能を簡易的に評価する装置。
大気汚染物質(CO、HC、NOx)をどの程度無害化
しているのか知ることが可能。
○原理
CO、CO2、O2、HC、NOx、H2O、N2等を
排気ガスの濃度と同様になるように混合して
触媒に供給し、昇温中、所定のA/F(空燃比)と
流量において触媒前後のガス濃度を計測 。
○概要
触媒(粉体)、金属材料等の表面形状を拡大観察し、
定性・定量分析、マッピング可能。
走査電子顕微鏡とも呼ばれている。
○原理
微細に絞った一次電子ビームで試料表面を走査し、
走査位置に対応した放出二次電子強度を陰極線管上に
映し出す。
○概要
高周波誘導結合プラズマ(ICP)を光源とする発光分析であり、
触媒材料や微量元素を定性・定量分析可能。
○原理
試料溶液を噴霧器で霧状にし、高温のArプラズマに導入し
発光させる。この光を回折格子で分光し、各元素に固有の
光の強度を測定する。光の強度と含有率の検量線から、
未知試料中の成分元素の含有率を高感度に定量。
○概要
どれくらいの大きさの粒子がどのくらいの割合で
含まれているかを測定可能。
○原理
レーザ回折・散乱法によるもので、分散媒中に
懸濁したサンプル粒子にレーザ光をあてたときに
起こる光の散乱現象を利用。
散乱光の強度分布を複数の工学検出器で測定し、
収集した散乱光情報を粒度分布に変換し出力。
○概要
排ガス触媒成分の定性・定量分析や過酷な環境に
曝されたことによる有害成分の付着量を評価可能。
○原理
物質にX線を照射すると、元素から固有の波長の
特性X線(蛍光X線)が発生する。
この蛍光X線の波長から元素の定性分析が可能である。
また、蛍光X線の強度は元素の含有量に比例しており、
その強度から定量分析が可能。
○概要
触媒粉末が単位質量あたりどのくらいの表面積で
あるか測定可能。
この値は粉体粒子と排ガスとの接触頻度の目安となる。
○原理
粉体粒子の表面に吸着占有面積のわかった窒素ガスを
吸着させ、その量から試料の比表面積(m2/g)を
求めている。